かかりつけ医活用法【便秘編】

あなたの周りのお医者さんってどんなイメージですか?こわい?やさしい?無口?多弁?

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出典 ONE PIECE 尾田栄一郎 集英社


医者も人間ですから色んな個性がありますよね?自分にフィットするかかりつけ医を持つことって、本当に大事なことなんですよ?これはカラダ壊してから実感するんですよねー。


お医者さんといい信頼関係を築くことは決して無駄ではありません。
僕が医者だと説得力に欠けますね!ががーん。

えぇと、例えば「便秘」の方。
これ病気じゃないしなぁーなんて思ってオズオズ相談してくれる方おります。
全然相談に乗るんですよ。恐らく期待以上の事をしてくれる先生がほとんどじゃないかなぁ。


下剤って響きが悪いんですけど、便秘って我慢するの結構辛いもんですよね?そんでもって、医者はそれに対して解答があるわけです。下剤の種類なんて、それはもう、簡単な話。


ここで、ザックリお薬説明【下剤編】


1、緩下剤(かんげざい)

代表作 酸化マグネシウム、マグミット(サンカマとかカマなんてよく言われている)


一般的に下剤というワードは、「お腹ぎゅるぎゅる」になっちゃうから。電車乗ったり、移動が多いビジネスパーソンは結構毛嫌いします。ま、そらそうですよね。
緩下剤は、お通じに水分を取り込ませやすくするだけ、なんです。「ぎゅるぎゅる」は起きません。マグネシウムなんで、腎臓の機能がよほど悪い方(透析に乗っかってるレベル)以外は副作用も無くて、ふつーに死ぬまで飲んでる人いますよー。


「キシリトールガム食べ過ぎると下痢になる」
なんて聞いたことありませんか?原理は一緒。お通じの「浸透圧」を上げて「水を引き込む」訳です。凄い重症の方はキシリトールの親戚の「ラクツロース」なんて薬を使用することがありますが、保険が厳しいので、知らないでOKです。雑学です。

とりあえず、キシリトール噛みまくるくらいなら病院で、カマもらいましょう。
普通に便秘の方は、お通じが硬いだけ。ってタイプが結構いらっしゃるので、この薬の量の調整だけで快便!なーんて方もいらっしゃいます。


2、刺激性下剤代表作 ラキソベロン センノシド(アローゼン)


アローゼンなんかは聞いたことあるんじゃないでしょうか?要は「アロエ」ですよね。アロエにはセンナと呼ばれる「お腹ぎゅるぎゅる」成分が入っています。ほんのちょっとですけどね?それを濃縮したのが、刺激性下剤の皆さんです。

お腹をグルグル動かしてくれるため、皆さんの想像する「下剤」に少し近いかもしれまセンナ!なんつってな!なんつってな!


ゴホン。こいつらの特徴は、「使いすぎると効きが悪くなる」です。なんでかっていうのは、医学用語多くなるので、省略です。適量を知るべし。ですね?


3、その他
ほかにもあるんです。というかありすぎるんですよ。タイプも、漢方、座薬からなんなら浣腸まで。皆さんどうやら、浣腸が主力なのでは、とか思ってらっしゃるかもしれないんですけど。浣腸は危ないし、癖になるし、他のクスリでコントロールが比較的簡単なので、あんまり出番はないです。


下剤なんて使わねーぜ!散歩と食物繊維で完璧だぜ!って人は興味ないでしょうけど、女性なんかは割と、大事な事でしょう?男のお腹の中身とは違うわけですし、便秘になりやすいとも言われていますしね。


我慢することが正義ではないので、患者さんの悩みを解決の大きな味方になってくれる存在。医者。きっと一緒に解決する方法を模索してくれるはずです。