未だにこういった潜在意識っていうものは根付いているのでしょうか?

下の記事みたいなのが大手のニュースチャンネルに流れていると悲しくなってきますよ。一生懸命やってる人にツバ吐いて何が楽しいのか理解に苦しみます。

医療機関の倒産が半減(帝国データバンク) – Yahoo!ニュース 新型コロナウイルスの感染リスクを回避するために通院を控える人が増えたと言われている。  実際、5月に日本病院会などの3団体が発表した「新型コロナウイルス感染拡大による病院経営状況緊急調査」によるnews.yahoo.co.jp

結局内容は、

「医療機関は思ったより潰れてない」
というだけの記事。

だから、どうしたの?じゃあこのままでいいじゃんない?ってことでしょうか?


コメントの中には、
「今までいい思いしてきた開業医」を助ける必要はない。と。


非常に傲慢な物言いですが、助けてもらおうなんてサラサラ思ってないし、なんなら「いい思い」とやらを具体的に教えてほしいところです

記事の内容で決定的に欠けている部分。それは損害の大きい診療科目別での評価がないところです。

たしかに「開業」一点の論点でいったら、精神科や、美容整形などのコロナショックに関係のないところでの被害は、小児科、整形外科、消化器内科と比較したら少ないかもしれません。

逆にしたのトップ3はかなり悲惨な現状になっています。

話を戻して。じゃあ患者さんに「現時点」で必要な医療って何なんでしょうかね?

・ちっちゃい子供を守るためのワクチン

・介護を補助したり、生活を維持する足腰をみてくれる人々

・ストレスで胃潰瘍になったり、胃腸を痛めた人たちの精密検査

もっと大きく言えば「内科」というのは、そもそもコロナを調べ、ワクチンを納入し、PCR検査を展開できる診療科目。皮肉なことに、コロナのせいでこれら内科が大打撃をうけてます。もちろんうちもそう。収入は前年比半分くらいです。なんなら赤字決算で続いています。6月と9月に一回経営を見直さなければならないでしょうね。今まで稼いできたから、いいじゃんねっていう理屈って通ります?患者さんだけでなく、スタッフの生活を支えている経営者としては、そんな軽々しい言葉なんて絶対言えないと思いますけれど。


結局、大前提として皆様の勘違いの始まりは、そもそも「困るのは患者さんだ」っていう使命感で現状日本の医療は成り立っているという現実があるんです。嘘じゃないですよ?調べれば簡単にわかります。


汚い言葉ですが、極端な話、医者が「くだらねーし、やーめたっ!」てなれば、全部自費になるだけのこと。保険診療なんて面倒なことせんで、「お金」ある人がそれに見合った治療を受けられるアメリカみたいな国になるだけの話。


医者がいなくなっても、病気は無くならなりません。医者はいつ「やってらんねー」ってなるか分からないってことなんです。
東京女子医大は400人辞めたそうですね?いつそういう流れが来ても、もはやおかしくはない。一回流れが出来てしまったら怒涛のように自分も自分もってなるのが大衆心理じゃありませんか?医者が一斉にさじを投げること、別に非現実的とは思いませんよ?だって医者だって人間なんですからね?


別に医者はクリニック閉じたって働く道なんてたーくさんあるから、赤字出してまで開いとく義理なんて全然ないわけです。あとは、地域の人々が「いらない」っていっちゃったら最後。


「やってらんねー。」


でしょうね。何のために頑張ってきたかサッパリ分からないもの。スポットバイトして働いた方が遥かに楽で儲かります。


さて、貴方はは近くのクリニックなんて潰れても別に?って思いますか。選択の時はそんなに遠くないと思うんですよ。