2020年診療報酬改定と患者さんへの対応

知っていらっしゃる方も、まだよく分からない方も、そもそも興味ない方もいらっしゃるでしょう。

実は診療報酬というのは、毎年少しずつ変わっています。ただ今回、システムを移行するだけの改定があり、それだけに患者さんの負担が変わってきます。副院長ザックリ説明タイムです。

大きなターニングポイントは「医療従事者の働き方改革」です。もっと掘り下げるならば、「入院ベッドをもつ大きな病院」に勤務している「勤務医」に対する報酬加算が主なところです。

ざっくりと話すならば、「紹介状もなしに、大きな病院に訪ねるならば、今までより更にお金を頂戴いたします」という趣旨の内容なんですね。

医療従事者、特に勤務医の過酷な労働環境を鑑みての改定ということなんですが、実際のところ「焼け石に水」という意見も多々あります。

ここまでは前置きです。本当は、予防的乳房切除の保険適応とか色々とあるんですけど、今回は割愛させていただきます。

「クリニック」では何が変わるの?ってところでしょうか。もっというと、ご家庭の懐事情でどこに直撃するの?

といったところが、一般的な興味の内容ではないでしょうか。

「クリニック」においても、それなりの打撃があります。そもそも、レセプトコンピューターを強制的に新しくしなければいけないんですからね。これは、南大沢クリニックでも4月から変わるのは決定事項です。お上の決定には逆らえません。

さらにいうと、南大沢クリニックで大打撃を受けているのは「院内処方の取り締まり強化」です。今までもダメだとは言われていました。実は既にとっくに駄目なんです。ただ、今まではニーズになるべく応えるということから対応してきました。しかし、昨年10月に消費増税10%に引き上げ。そして今回、診療報酬はほぼ据え置き。となると院内で処方した薬の消費税分の利益率が無くなった。ということなんですね。

簡単にいうと、出し方や薬によっては、出せば出すだけ赤字ということです。

現状いろいろ工夫して出しています。基本的な処方の仕方を徹底することから始めています。

患者さんにご協力いただいているのは、

・クリニックでの30日以上の継続処方は廃止

・無診察での内服薬の受け渡しは廃止

・過剰な種類・量の内服薬の整理や代替品への変更

が主なところです。ただ正直現段階でも限界は感じています。また、今年度に新たな方針転換が決まり次第お知らせをしたいと考えております。

何卒ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。